新生児のミルクが3時間もたない?泣く真相と助産師が教える対処法
新生児のミルクが3時間もたない?泣く真相と助産師が教える対処法について知っておくべき 注意点を分かりやすい構成で解説いたします。
「退院直後は2時間半から3時間おとなしく寝てくれていたのに、生後3週目に入った途端、急にミルクを飲んでも飲んでも泣き止まなくなった」という現象には、医学的な明確な裏付けがあります。それが新生児の急成長期スパートの期間と特徴として知られる発達現象です。
乳児の成長は一定のスピードでなだらかに進むのではなく、階段を跳ね上がるように急激な身体成長を遂げる時期が存在します。欧米では「グローススパート(Growth Spurt)」と呼ばれ、一般的に生後2〜3週目、生後6週目、生後3ヶ月頃に集中して訪れます。この期間中、赤ちゃんは骨格や脳神経のシナプス結合を急拡大させるため、猛烈な飢餓感と不安に駆られます。一度に飲める胃の容積には限界があるため、授乳の間隔を意図的に狭めて回数を増やす行動(クラスター授乳)を本能的に取るのです。このスパートは通常2〜3日から長くても1週間程度で自然に落ち着きます。
もうひとつの見落とされがちな盲点が、生後3週から1ヶ月頃に始まり夕方から夜間にかけて激化する新生児の黄昏泣きコリックの真相と対策です。「パープル・クライング(PURPLE Crying)」とも定義されるこの激しい泣きは、病気でも空腹でもなく、未発達な自律神経系が日中の刺激(光や音、抱っこの揺れ)を処理しきれずに脳がオーバーヒートを起こしている状態です。空腹と誤認してミルクを与えてしまうと、すでに過負荷な胃腸にさらに液体が流れ込み、腹圧の上昇でかえって泣きが悪化するという悪循環に陥るケースが散見されます。