ガトリンの現在と激動の陸上人生!ボルトとの死闘から指導者の道へ
今注目を集めている ガトリンの現在と激動の陸上人生!ボルトとの死闘から指導者の道へについて、詳しいまとめを分かりやすく掲載しています。
ガトリンを語る上で避けて通れないのが、キャリアを大きく狂わせた2度のドーピング出場停止処分です。
最初の事案は大学時代の2001年に発生しました。競技会後の検査でアンフェタミンが検出され、2年間の資格停止処分を受けます。しかし、これは彼が幼少期から注意欠陥障害(ADD)の治療薬として医師の処方に基づき長年服用していた医薬品に含まれていた成分でした。意図的な運動能力向上目的ではないことが認められ、処分は1年に短縮されました。
致命的となったのが2度目、アテネ五輪後の2006年4月にテストステロンの陽性反応が出た事案です。ガトリン側は「帯同していたマッサージセラピストが恨みから禁止薬物入りのクリームを無断で体に塗り込んだ」と主張し、無実を訴えました。しかし厳格責任を問われ、当初は最大8年間の資格停止が科される事態となります。
その後の調査協力などを経て処分は4年間の出場停止に軽減されたものの、24歳から28歳というアスリートとしての黄金期をトラック外で過ごすことを余儀なくされました。この空白期間と処分歴が、復帰後の彼に対する激しい風当たりの主たる理由となったのです。