ヤマト単身パック終了の真相と後継「わたしの引越」2026年最新比較

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結論から整理すると、「クロネコヤマトの単身パック」という名称のサービスはすでに公式ラインナップから姿を消しています。ヤマト運輸のWebサイトをどれだけ丹念に探しても見つからないのは、ユーザーの検索ミスではなく、2019年に旧来の単身引越サービスが正式に終了したという歴史的事実があるためです。

この激震の引き金となったのが、2018年7月に発覚した引越し代金の過大請求問題でした。引越し事業を担当していたグループ会社「ヤマトホームコンビニエンス(YHC)」が、法人顧客に対して見積もりを意図的に水増しして請求していた事実が露見し、国土交通省から事業停止命令を含む行政処分を受けました。この不祥事により、全国展開していたヤマトの引越し事業は事実上の全面停止へと追い込まれたのです。

コンプライアンスの抜本的見直しと業務プロセスの透明化を進めたヤマトグループは、2019年9月に料金トラブルの温床となっていた対面訪問見積もりを全廃。完全定額制かつWeb予約のみで完結する新サービス「わたしの引越」を立ち上げ、単身者向け事業の再始動を切りました。これが現在まで続く実質的な後継プランです。

その後、ヤマトホールディングスは経営資源を本業の宅配便事業へ集中させる方針を鮮明にし、2022年に引越業界大手のアートコーポレーション(アート引越センター)へYHCの株式51%を譲渡。さらに物流業界の再編が進むなか、2025年1月1日付でアートセッティングデリバリー株式会社へ事業が正式承継されました。2026年現在のクロネコヤマトの引越しは、ヤマトの輸送インフラを活用しつつも、アートグループの運営基盤のもとで提供される体制へと完全に様変わりしています。

山崎 陸

山崎 陸

ガジェット&アプライアンスライター

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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