無性に甘いものが食べたい時の原因とは?不足栄養素と太らない対処法

無性に甘いものが食べたい時の原因とは?不足栄養素と太らない対処法についての真相をお届けします。

特定の周期や時間帯に限定して強烈な過食衝動が湧き上がる場合、ホルモン動態とサーカディアンリズム(体内時計)の乱れが直接的な引き金となっています。典型例が、甘いものが食べたい時と生理前ホルモンの関係です。

排卵後から月経直前にかけての黄体期には、女性ホルモンである「プロゲステロン(黄体ホルモン)」が優位になります。プロゲステロンは妊娠に備えて体に水分や栄養を蓄えようとする働きがあり、インスリンの効き目を低下させる「インスリン抵抗性」を招きます。これにより食後の血糖値が不安定になり、食後すぐでも低血糖のような虚脱感や激しい甘味欲求を覚えるのです。また、排卵に伴いエストロゲンが減少するとセロトニン分泌も連動して急低下するため、月経前症候群(PMS)特有の抑うつ感やイライラを相殺しようと、脳が糖分を渇望します。

一方、デスクワーカーやシフト勤務者に多い夜中に甘いものが食べたい時の原因と対策には、自律神経と睡眠ホルモンが複雑に絡み合っています。夜間の糖質欲求は、日中の緊張状態によって交感神経が高ぶり続け、副腎疲労によってストレス対抗ホルモン「コルチゾール」が過剰分泌された結果生じます。さらに睡眠不足は、食欲抑制ホルモン「レプチン」を減少させ、食欲増進ホルモン「グレリン」を約15〜20%増加させることが厚生労働省の報告でも示されています。

夜中に湧き上がる衝動を抑えるには、就寝前のスクリーンタイムを削減して副交感神経を優位にすることに加え、どうしても抗えない場合はホットカモミールティーや温めた無調整豆乳など、自律神経を鎮める液体で胃を落ち着かせる戦略が有効です。

山下 哲也

山下 哲也

自動車・モビリティライター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest