松の剪定時期を誤ると枯れる?年2回必要な真相と正しい手入れ【2026】
松の剪定時期を誤ると枯れる?年2回必要な真相と正しい手入れ【2026】とはどんな影響があるのか? 背景や要点を整理してお届けします。
一口に松と言っても、日本庭園で親しまれている主要3種——黒松、赤松、五葉松では、性質や成長スピードが大きく異なります。それぞれの特性を無視して画一的な手入れを行うと、樹勢を損ねる原因になります。
「男松(おとこまつ)」と呼ばれる黒松は、針葉が硬く潮風や公害にも耐える強健な性質を持ち、芽を吹く力も比較的大型です。そのため、春の「みどり摘み」を徹底して勢いを削ぎ、秋の「もみあげ」で葉数をしっかり減らして形を引き締める必要があります。一方、「女松(めまつ)」と称される赤松は、幹が赤褐色で針葉が柔らかく、繊細で優美な樹形が特徴です。赤松の剪定方法は、黒松に比べて芽吹きがやや穏やかなため、もみあげの際に葉を残し気味にし、柔らかな線の美しさを壊さない透かし剪定が求められます。
庭木や盆栽として愛される五葉松は、一箇所から針葉が5本ずつ束になって生える種で、成長が非常に緩慢です。五葉松の剪定時期は黒松と同様に春と秋が基本ですが、伸びる勢いが穏やかなため、新芽を深く摘みすぎると翌年以降の枝数が増えにくくなります。古葉落としを中心とした丁寧な間引き剪定が基本骨格となります。