東海道新幹線の車内販売終了はなぜ?ワゴン廃止の理由と現在の買い方

東海道新幹線の車内販売終了はなぜ?ワゴン廃止の理由と現在の買い方とはどんな影響があるのか? 主要なファクトを丁寧に紐解いて紹介します。

車内販売の終了が報じられた際、SNS上で最も悲鳴が上がったのが「シンカンセンスゴイカタイアイス」(スジャータのアイスクリーム)の行く末でした。スプーンが刺さらないほどの圧倒的な硬さと濃厚な味わいは、新幹線移動の代名詞として愛されてきたからです。現在、この名物アイスや本格ドリップコーヒーはどこで手に入るのでしょうか。

現在、普通車の乗客向け救済策として大活躍しているのが、東海道新幹線「のぞみ」停車駅のホーム上に設置された専用自動販売機です。JR東海はワゴン廃止と連動して、東京駅、品川駅、新横浜駅、名古屋駅、京都駅、新大阪駅などのホーム上に、マイナス20度以下で厳密に温度管理されたアイスクリーム自動販売機と、挽きたて淹れたての本格ドリップコーヒー自動販売機を急速配備しました。定番のバニラはもちろん、季節限定フレーバーもラインナップされており、決済も各種交通系ICカードやコード決済に完全対応しています。乗車直前の数分間でホーム上で購入し、車内に持ち込んで食べごろを待つスタイルが現在のスタンダードです。

一方、グリーン車を利用する場合は、座席の肘掛けや前ポケットに設置された案内シートのQRコードをスマートフォンで読み取るだけで、「東海道新幹線 モバイルオーダーサービス」を利用できます。専用アプリのダウンロードや面倒な会員登録は一切不要で、ブラウザ上でメニュー(コーヒー、スジャータアイス、アルコール、おつまみ類など)を選択して注文ボタンを押すだけで、数分から十数分ほどでパーサーが座席まで届けてくれます。決済も降車時ではなく注文時のオンライン決済やクレジットカード、交通系ICカードでスムーズに完結します。

ただし、普通車に乗車する読者が最も注意すべきは「車内に飲料の自動販売機すら存在しない」という冷酷な現実です。東海道新幹線のN700A・N700S車両には、過去の設計変更や電力効率化の流れで飲料自販機が設置されていません。乗り遅れそうになって手ぶらで飛び乗ってしまうと、東京から新大阪までの約2時間半、一口の水すら補給できない事態に陥ります。乗車前には必ず、改札階のコンビニやホーム売店でお茶やミネラルウォーターを最低1本確保しておくことが鉄則です。

渡辺 美咲

渡辺 美咲

ガジェット&アプライアンスライター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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