歴代『水戸黄門』徹底比較!初代から武田鉄矢まで最も愛された光圀の真実
歴代『水戸黄門』徹底比較!初代から武田鉄矢まで最も愛された光圀の真実の基本情報から最新動向までを一挙に解説しました。
半世紀以上にわたる歴史の中で、水戸光圀役を務めた俳優は本編シリーズで計6名存在します。それぞれの役者が作り上げた光圀像には明確なカラーがあり、演じる役者の個性がそのまま作品のトーンを決定づけていました。
初代:東野英治郎(第1部〜第13部/計381回)
まさに「水戸黄門の原型」を築き上げた大功労者です。頑固でありながら庶民的、トレードマークとなった豪快な「カッカッカ」という高笑いは、東野自身のアドリブから生まれたものでした。権力に屈せず悪を懲らしめる痛快さと、市井の人々に寄り添う温かさを兼ね備え、今なお「黄門様といえばこの人」と語り継がれています。
2代目:西村晃(第14部〜第21部/計302回)
悪役俳優としての実績も豊富だった西村晃が演じた光圀は、歴代屈指の知性派でした。白髪と整った髭、シャープな眼光から「クェーカー黄門」「知性派黄門」と呼ばれ、悪人を鋭く見据える緊迫感ある演技でシリーズ最盛期を牽引しました。
3代目:佐野浅夫(第22部〜第28部/計248回)
情にもろく、庶民の悲哀に触れては涙を流す姿から「泣き虫黄門」として親しまれました。柔和な笑顔とあふれ出る人間味で、ドラマをよりハートフルな人情劇へと昇華させた立役者です。
4代目:石坂浩二(第29部〜第30部/計49回)
従来のイメージを覆し、「口髭をなくし顎髭のみ」「白髪ではなく黒髪交じり」という史実の水戸光圀に近いビジュアルで挑んだ野心作でした。歴史考証を重視した脚本とスタイリッシュな演出で話題を呼んだものの、従来の定番スタイルを求める熱心なオールドファンとの間で賛否が分かれ、短期間での交代となりました。
5代目:里見浩太朗(第31部〜第43部・最終回SP/計312回)
かつて2代目助さんを17年間にわたり務めた里見浩太朗が、満を持して光圀役に就任しました。歴代随一の気品と圧倒的な殺陣の美しさを誇り、「大名としての威厳」と「旅の隠居としての親しみやすさ」を完璧なバランスで体現。地上波レギュラー放送のフィナーレを見事に飾りました。
6代目:武田鉄矢(BS-TBS版第1・第2シリーズ/計20回)
BS-TBSのオリジナル連続ドラマとして復活した際に抜擢されたのが武田鉄矢です。「頑固で少し偏屈、だが情に厚い九州男児的な一面」を光圀に落とし込み、従来の様式美から一歩踏み込んだ泥臭く人間味ある新境地を切り拓きました。