「これでどないやねん」の真意と元ネタ|関西弁ツッコミの作法と返し方

「これでどないやねん」の真意と元ネタ|関西弁ツッコミの作法と返し方に関する深掘り解説を詳しく解説いたします。

「これでどないやねん」という言い回し自体は古くから関西の演芸界や日常会話で使われていた口語表現ですが、ネットカルチャーにおける全国的なスラングとして再注目された背景には、SNSと画像共有文化の爆発的な発展があります。

元ネタの決定打となる単一のアニメや芸人の特定の持ちネタが存在するというよりは、2010年代以降のTwitter(現X)や掲示板コミュニティにおいて、以下のようなフォーマットで「自虐的セルフツッコミ構文」として定着した経緯があります。

典型的な事例として、レシピ通りに作ったはずなのに黒焦げの炭化物が完成した料理画像や、設計ミスによって開閉できないドア、家具を組み立てた結果パーツが大量に余って歪んでしまった写真などに、ただ一言「これでどないやねん」とキャプションを添えて投稿するパターンが挙げられます。閲覧者側がいちいち「失敗していますよ」と指摘する前に、投稿者自らが関西弁の強烈なフレーズで先回りしてツッコミを入れることで、失敗をエンターテインメントへと昇華させるネット特有の処世術として機能したのです。

ネットの反応を分析すると、「短いフレーズだけで絵面の悲哀と理不尽さが100%伝わる」「標準語の『これでどうしろと?』よりも圧倒的に語感が軽く、悲壮感を笑いに変えられる」という評価が圧倒的多数を占めています。お笑い用語としてのルーツを持ちながらも、視覚的なボケに対して最短でリアクションを成立させる現代型ミームとして進化したと言えます。

中島 亮太

中島 亮太

写真家・フォトエディター

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest