【完全版】サブカルとは?オタクとの決定的な違い3選と下北沢文化の真相

【完全版】サブカルとは?オタクとの決定的な違い3選と下北沢文化の真相とは一体何なのか? 背景や要点を簡潔に解説します。

サブカルの語源と変遷を辿ると、本来の学術用語から日本独自の風俗現象へと着地したダイナミックな歴史が見えてきます。もともと「サブカルチャー」は、1940年代にアメリカのシカゴ学派社会学において、移民集団や非行少年グループなど、社会全体の支配的文化から外れた「下位集団の生活様式」を記述するための学術用語でした。

それが1960年代に入ると、ベトナム戦争反対運動やヒッピームーブメントと結びつき、支配的な権力や体制に真っ向から異議を申し立てるカウンターカルチャー(対抗文化)の歴史へと合流します。当時の日本でも、新宿を中心とするアングラ文化との違いが意識され始めました。アングラ(アンダーグラウンド)は唐十郎の紅テントや寺山修司の天井棧敷に代表されるように、商業主義を憎悪し、肉体とタブーの限界を突く前衛芸術運動でした。

しかし、1980年代のバブル経済と消費社会の到来によって、状況は激変します。「宝島」や「スタジオボイス」といったカルチャー誌が創刊され、かつての反体制的な熱気は、洗練された「記号消費」へと脱色されていきました。さらに1990年代には「オリーブ少女」や「渋谷系」といった音楽・ファッションの爆発的ブームが到来。この時期に、「社会を転覆させる反逆」だったカウンターカルチャーは、「おしゃれで少しひねくれたマイナー趣味」という現在のサブカルチャー像へと決定的なシフトを遂げたのです。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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