坊ちゃんランランランの正体判明!童謡『あめふり』歌詞と噂の真相
今注目を集めている 坊ちゃんランランランの正体判明!童謡『あめふり』歌詞と噂の真相について、多角的な視点を分かりやすく掲載しています。
断片的な記憶から「坊ちゃん ランランラン」というフレーズで検索される楽曲の正式なタイトルは、童謡『あめふり』です。「あめあめ ふれふれ かあさんが」という歌い出しがあまりにも有名なため、曲名自体を『あめあめふれふれ』や『ピチピチチャプチャプ』と誤認している人も少なくありません。
本作が世に出たのは1925年(大正14年)11月。当時、日本のグラフィックデザインや児童文化の最高峰と謳われた絵雑誌『コドモノクニ』(東京社)の11月号に掲載されました。作詞を担当したのは日本を代表する詩人・北原白秋、作曲を手掛けたのは日本音楽界の礎を築いた中山晋平です。
2人は大正デモクラシー期に巻き起こった「赤い鳥運動」や児童文化運動の中心的旗手でした。それまでの明治期における小学校唱歌は、道徳的・教育的な規範を教え込むお堅い内容が大半を占めていました。そうした抑圧的な童謡に対し、白秋と晋平は「子どものための、子ども自身の言葉による歌」を取り戻そうと共闘しました。雨が降れば外出が億劫になり、大人なら顔をしかめる状況を、あえて「お母さんがお迎えに来てくれる特別な日」へと反転させた着想こそが、100年を超えて歌い継がれる原動力となっています。