孤高の元大統領・朴槿恵の肉声と弾劾の真相、政界復帰の現実味
孤高の元大統領・朴槿恵の肉声と弾劾の真相、政界復帰の現実味にまつわる最新トピックを詳しく紐解きます。
彼女の政治的キャリアを理解する上で、父・朴正煕(パク・チョンヒ)元大統領の存在を切り離すことはできない。「漢江の奇跡」と呼ばれる高度経済成長を牽引した開発独裁の指導者。その長女として生まれた彼女は、幼少期から権力の中枢で育った。
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1974年に母が凶弾に倒れると、弱冠22歳でファーストレディ代理を務め、1979年には父までもが側近に暗殺される。両親を銃撃で失うという想像を絶する悲劇と、その後の周囲の裏切り。この過酷な体験が、彼女の心に他者への深い不信と、崔順実一家への偏執的な依存を植え付けたと言われている。
親世代の郷愁と保守層の絶大な支持を背負い、韓国初の女性大統領へと上り詰めた彼女だったが、その権力基盤は皮肉にも父の遺産そのものだった。悲劇のヒロインという神話に守られていた「プリンセス」は、開かれた民主政治のリーダーとしての資質を問われ、最後は孤独のなかで自滅していった。