兵庫・能福寺の歴史と兵庫大仏の真実!平清盛廟から御朱印・見どころまで徹底解剖
兵庫・能福寺の歴史と兵庫大仏の真実!平清盛廟から御朱印・見どころまで徹底解剖を徹底追究! 知っておきたい トピックの裏側を分かりやすく展開します。
能福寺の見どころは大仏と平清盛廟だけに留まりません。境内を散策すると、日本の開国史と庶民信仰が重なり合うユニークな遺構に出会うことができます。
その代表格が、境内西側に建つ「ジョセフ・ヒコ(浜田彦蔵)英文記念碑」です。江戸末期に播州(兵庫県)の船乗りとして遭難し、アメリカ船に救助されて日本人として初めてアメリカ市民権を取得したヒコは、帰国後に日本初の民間新聞『海外新聞』を発刊した「新聞の父」として知られています。
1899年(明治32年)に建立されたこの石碑は、日本国内に現存する最古の英文記念碑です。キリスト教の洗礼を受けたヒコが、仏教寺院である能福寺に顕彰碑を持つ背景には、開港地・神戸ならではの寛容な宗教観と国際都市としての先駆性が如実に表れています。
また、能福寺は「兵庫七福神めぐり」の札所としても親しまれており、勝運・厄除け・財宝福徳を司る毘沙門天(びしゃもんてん)を祀っています。兵庫大仏の台座下にある「大仏殿(回廊)」には阿弥陀如来坐像の胎内巡り的要素があり、静謐な空間の中で手を合わせることができます。