電通・高橋まつりさん過労死はなぜ起きた?事件の真相と教訓を徹底解説
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遺族側は直ちに事実関係の究明を求め、2016年4月に労災申請を行いました。調査にあたった三田労働基準監督署は同年9月、高橋まつりさんの死亡を労災(過労自殺)として正式に認定しました。
認定の決め手となったのは、過労死ライン(月80時間)を大幅に超える労働実態でした。労基署の精緻な入退館記録調査により、発症直前1か月間の時間外労働が約105時間に達していた事実が判明。社内の勤怠システム上で過少申告が行われていた実態も浮き彫りとなり、企業ぐるみの労働時間隠蔽体質が厳しく批判されることとなりました。
三田労基署は電通本社に対し、労使協定(36協定)で定めた延長時間を超える違法残業があったとして是正勧告を発令。厚生労働省の特別指導部(通称・かとく)による異例の強制捜査へと発展しました。