基礎体温で排卵日は特定可能?下がる日の真相と妊娠率アップの見分け方
基礎体温で排卵日は特定可能?下がる日の真相と妊娠率アップの見分け方について知っておくべき 注意点を厳選して解説いたします。
タイミング法において最も犯しやすい失敗が、「体温が高温期に上がったのを見てから性交渉を持つ」というパターンです。生殖生理学的に見て、精子と卵子の体内生存可能時間には大きな隔たりが存在します。
排卵された卵子の受精可能時間は排卵後およそ12〜24時間(受精に適した実質的なゴールデンタイムは6〜12時間以内)と極めて短時間です。これに対し、女性の生殖道内に進入した精子は約48〜72時間(状態が良ければ最長5日間)生存し、受精能を維持したまま卵管膨大部で卵子の到着を待ち受けることができます。
アメリカ生殖医学会(ASRM)などの統計研究によると、排卵日当日の性交渉による妊娠率が約12〜15%であるのに対し、「排卵の2日前」は約27〜30%、「排卵の1日前」は約30%と、排卵前日のほうが受精確率は倍近く跳ね上がります。基礎体温が上昇しきった高温期に入ってからのアプローチでは、すでに卵子の寿命が尽きかけている可能性が高いため、体温上昇を待つ方法は確率論として不利に働きます。