ミュージカル『アニー』サンディの犬種は?歴代キャストと選考の裏側
ミュージカル『アニー』サンディの犬種は?歴代キャストと選考の裏側とはどんな影響があるのか? 背景や要点を整理してお届けします。
サンディの犬種を紐解く上で、まず押さえるべきは「原作コミック」「ブロードウェイ舞台」「映画版」「日本公演」における明確な設定と演出意図の差異です。
1924年にアメリカの新聞で連載が始まった原作漫画『リトル・オーファン・アニー(小さな孤児アニー)』において、サンディは特定の純血種ではなく、いわゆる雑種(Mutt)として登場しました。施設を抜け出した孤児のアニーが街角でいじめられていた名もなき野良犬を助け、その砂色の被毛から「サンディ」と名付けたというバックストーリーが存在します。つまり、サンディ雑種理由は「身寄りのない孤独なアニーと境遇を共にする運命の友」という物語の根幹メッセージを具現化するためでした。
1977年のブロードウェイ初演では、伝説の動物トレーナーであるウィリアム・バーリン氏が、殺処分寸前の動物保護シェルターからわずか数ドルで引き取ったオッターハウンド系のミックス犬を初代サンディに抜擢。この「保護犬がブロードウェイスターになる」という実話自体が、作品のテーマであるシンデレラストーリーと重なり、全米で熱狂的な支持を集めました。
一方、サンディ犬種日本公演の歴史においては、長年にわたりオールドイングリッシュシープドッグが象徴的な存在として親しまれてきました。1,000人規模の大劇場において、後部座席の観客からも一目で犬の表情や大きな動きが認識できる圧倒的なボリューム感と、愛嬌のあるモップのような被毛が日本の舞台空間にマッチしたためです。