アブドーラ・ザ・ブッチャーの現在と車椅子生活|破産説や裁判の真相
アブドーラ・ザ・ブッチャーの現在と車椅子生活|破産説や裁判の真相に関する注目トピックを速報でお届けします。最新情報を求める方は必見です。
ブッチャーのトレードマークといえば、額に深く刻まれた無数の刀傷のような裂傷と凶器のフォークです。十円玉が何枚も挟まると噂されたその額は、まさに流血抗争の歴史そのものでした。1970年代から全日本プロレスの常連外国人として君臨し、ジャイアント馬場とのシングル対決や、ザ・シークとの最凶タッグ、さらにはテリー・ファンクの腕にフォークを突き刺した伝説の抗争など、日本のプロレスファンにトラウマと興奮を同時に植え付けました。
リング上では極悪非道なヒールでありながら、リングを降りると礼儀正しく紳士的な素顔を持ち、日本のファンを心から愛していたことでも知られています。その功績が称えられ、2011年には世界最大の団体WWEからプロレス殿堂入り(WWE Hall of Fame)を果たしました。
公式な引退を迎えたのは2019年2月19日、東京・両国国技館で開催された『ジャイアント馬場没後20年追善興行』の舞台でした。すでに単独歩行が困難だったブッチャーは車椅子に乗ってリングに登場。引退セレモニーでは、かつてのライバルたちやファンからの温かい歓声を受け、狂乱の呪術師が見せたことのない大粒の涙を流しました。「生涯のライバルであり恩人である馬場さんのリングでキャリアを終えたい」という本人の強い希望によって正式な引退が決断されたのです。