日本人の「カトリック聖人」は何人いる?列聖条件と高山右近・殉教の真実

日本人の「カトリック聖人」は何人いる?列聖条件と高山右近・殉教の真実とは一体何なのか? 背景や要点を簡潔に解説します。

結論から述べると、カトリックの総本山バチカンにおいて公式に「聖人(Saint)」として認められた日本人は計42名実在します。さらに、聖人に次ぐ崇敬の対象である「福者(Blessed)」に認定された日本人は390名以上にのぼります。

日本人として歴史上初めて聖人の位に上げられたのは、安土桃山時代の1597年(慶長元年)に長崎の西坂で処刑されたパウロ三木をはじめとする殉教者たちです。豊臣秀吉の命によって京都や大坂で捕縛され、長崎まで約800キロの冬道を歩かされて十字架に架けられた彼らは、1862年6月8日、ローマ教皇ピウス9世によって日本人初の聖人(日本二十六聖人)として正式に列聖されました。

パウロ三木の経歴を振り返ると、阿波国(現在の徳島県)の大名・三木半太夫の子として生まれ、幼少期に受洗。イエズス会の修道士として卓越した弁舌で知られ、刑場に向かう護送中や十字架上から民衆に対して「自分を処刑する者を許す」と説教を続けた記録がバチカンの公文書に克明に残されています。この二十六聖人のうち、日本人は20名(スペイン人4名、ポルトガル人1名、メキシコ人1名)が含まれていました。

さらに1987年には、江戸初期の激しい弾圧下で殉教したトマス西と15殉教者(聖トマス西、聖ヤコボ朝長、聖マグダレナ長崎ら日本人9名を含む計16名)がローマ教皇ヨハネ・パウロ2世によって列聖され、現在カトリック教会において全世界で公式に崇敬される日本人聖人は合計42名となっています。

山本 拓海

山本 拓海

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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