新生・箱根ホテル小涌園は何が変わった?建て替えの真相と宿泊評価
新生・箱根ホテル小涌園は何が変わった?建て替えの真相と宿泊評価についての最新情報をご紹介します。
小涌園の原点は、1948年に藤田観光のルーツである藤田興業が箱根小涌谷の地に開業した旅館に遡ります。1959年には旧「箱根ホテル小涌園」が開業し、皇族の宿泊や国際会議の舞台となるなど、箱根エリア随一のハイグレードホテルとして黄金期を築きました。しかし、開業から約60年が経過した2010年代後半、建物の老朽化と耐震基準への適合、さらには間取りの陳腐化が大きな課題となっていました。
旧館は宴会場や会議室主体の団体旅行向けフロア構成が色濃く残っており、個人のファミリー層やインバウンドを中心とする現代の旅行ニーズとの乖離が顕著になっていました。藤田観光は2018年1月に旧ホテルの営業を一旦終了。巨額の投資を投じて既存建物を解体し、ゼロから基礎を組み直す全面建て替えを決断しました。箱根小涌園の建て替え理由は、単なる老朽化対策にとどまらず、少子高齢化やDX推進といった宿泊産業の構造変化を見据えた抜本的なブランド再構築戦略だったのです。