草彅剛主演『台風家族』の結末ネタバレ!強盗両親の真相と配信情報
草彅剛主演『台風家族』の結末ネタバレ!強盗両親の真相と配信情報の注目されている理由を丁寧にまとめました。全体像を一目で把握できます。
台風の猛威がピークに達する中、鈴木家の化けの皮は完全に剥がれ落ちます。三男の千尋は、遺産を巡って見苦しく罵り合う兄姉たちの姿を、密かにインターネット生配信で全世界に晒し上げていました。配信は大炎上し、ネット民のおもちゃにされる鈴木家。しかし、そのカオスを切り裂くように、10年間闇に包まれていた「事件の真相」が突如として輪郭を現します。
実家に現れた謎の男や警察の捜査によって明らかになったのは、あまりにも切なく歪んだ両親の愛でした。10年前、父・登美男は深刻な認知症の初期症状を自覚し、やがて自分が家族の重荷になることに激しい恐怖を抱いていました。登美男が銀行から奪ったとされる2000万円、それは実は強盗した金ではなく、子どもたちに迷惑をかけまいと、自分たちの生涯の蓄えを銀行から下ろそうとした混乱の果ての暴走だったのです。
母・光子は、狂気と混乱に陥った夫を一人で背負い、彼を見捨てることなく寄り添い続けました。そして2人は10年前、霊柩車に乗って海へと向かい、車ごと入水自殺を図っていたのです。台風の増水と土砂崩れによって、近隣の貯水池の底から引き揚げられた霊柩車。そこから発見されたのは、身元不明の2体の白骨遺体でした。
両親が遺したのは、子どもたちへの恨みではなく、不器用すぎる愛情でした。ラストシーンでは、発見された大量の紙幣(2000万円)を巡って再び小鉄たちが奔走しますが、激しい台風の突風によってトランクから札束が空高く舞い上がります。大空一面に乱舞する万札の雨。呆然と空を見上げる小鉄たちの表情には、笑いと涙が入り混じっていました。金に狂わされ、金を失った瞬間に、彼らはようやく「家族」という逃れられない呪縛と絆を取り戻したのです。