雷が落ちる確率は何分の一?宝くじ1等との比較と生存率の真相
雷が落ちる確率は何分の一?宝くじ1等との比較と生存率の真相についての疑問解決ガイドをお届けします。
空を飛ぶ乗り物の中で、最も落雷リスクに晒されているのが旅客機です。航空業界のデータによると、商用旅客機は1機あたり年間1〜2回程度の頻度で被雷しています。地上にいる人間と比べると、飛行機に雷が落ちる確率は日常茶飯事と言えるレベルです。
それにもかかわらず、現代の航空機が雷を原因として墜落する事故はほぼ皆無です。その理由は徹底された機体設計にあります。
旅客機の機体表面は導電性の高いアルミニウム合金や、炭素繊維複合材(CFRP)の内側に銅メッシュを埋め込んだ構造になっています。雷が機体に当たっても、電流はキャビン内部に入り込まず、外皮を滑るように機体後方へと流れます。そして主翼の端や尾翼に設置された「スタティック・ディスチャージャー(静電気放電索)」という細い棒から、空中へと安全に放電される仕組みが完成しているためです。