ラクロスとは?五輪追加で激変する魅力と地上最速の格闘球技の全貌

ラクロスとは?五輪追加で激変する魅力と地上最速の格闘球技の全貌について分かりやすく解説いたします。詳細な分析をお届けします。

現代でこそスタイリッシュなスポーツとして親しまれているラクロスですが、その歴史は数百年以上前、北米の先住民族(ネイティブアメリカン)の神聖な儀礼にまで遡ります。

当時、先住民族チェロキー族やイロコイ族などの間では「バガタウェイ(Tewaaraton / Creator's Game)」と呼ばれていました。これは単なる娯楽ではなく、「創造主(神)を楽しませるための神聖な儀式」であり、部族間の領土紛争を戦争の代わりに解決する手段、あるいは若き戦士たちの心身を極限まで鍛え上げる軍事訓練としての役割を果たしていたと伝えられています。当時の試合は数百人から数千人が参加し、数キロメートルに及ぶ広大な大自然を舞台に、数日間にわたって繰り広げられる過酷なものでした。

17世紀前半、フランス人宣教師がこの儀礼を目撃した際、選手たちが持っていた先端の曲がった杖が「僧正の持つ杖(フランス語で crosse)」に似ていたことから「La Crosse(ラクロス)」と命名されたのが名前の由来です。その後、19世紀半ばにカナダの歯科医ウィリアム・ジョージ・ビアーズ氏によって近代的な統一ルールが成文化され、カナダの国技として世界へ広がっていきました。

日本国内へ伝来したのは1986年のことです。慶應義塾大学の男子学生有志が「誰もやっていない新しいスポーツで日本一を目指そう」と米国から道具を取り寄せてチームを結成したのが始まりでした。その後、わずか数年で全国の大学へ爆発的に普及し、一般社団法人日本ラクロス協会(JLA)の組織化とともに、今日に至る日本ラクロスの強固な基盤が形成されました。

清水 千尋

清水 千尋

フード&トラベルライター

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。

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