ケーズデンキのモバイルバッテリー回収は無料?膨張品や他店品の真実

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モバイルバッテリーに内蔵されているリチウムイオン電池は、電解液の化学反応を利用してエネルギーを蓄えています。しかし、製品には物理的な限界があり、モバイルバッテリーの寿命は概ね300〜500回の充放電サイクル(期間にして約2年〜3年)が目安とされています。

寿命が近づいたり、内部ショートや過充電、高温環境への放置(夏の車内など)が重なると、電解質が酸化分解を起こしてガスを発生させます。これが「バッテリーの膨張」を引き起こすメカニズムです。

「少し膨らんできたけれど、まだ充電できるから大丈夫」と使い続けるのは極めて危険です。内部の圧力が高まったバッテリーは、わずかな衝撃や充電時の発熱によってセパレータ(絶縁膜)が破れ、可燃性ガスの一気噴出や熱暴走による破裂・激しい火災を引き起こすリスクを孕んでいます。総務省消防庁や製品安全評価基盤機構(NITE)の公表データでも、リチウムイオン蓄電池に起因する火災事故は高水準で推移しており、注意喚起が続けられています。

膨張に気づいた段階で直ちに使用を中止し、燃えやすいものから離した安全な場所(金属製の缶や陶器の鉢などの中)に一時保管することが賢明です。

前田 葵

前田 葵

サステナビリティ研究家

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。

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