トルコキキョウの花言葉に怖い意味は?色別の真相と結婚式で選ばれる理由

トルコキキョウの花言葉に怖い意味は?色別の真相と結婚式で選ばれる理由の疑問点について、分かりやすい解説を取りまとめてご紹介します。

名前に「トルコ」と「キキョウ」を冠していることから、地中海のトルコ原産でキキョウ科の植物だと誤解されがちですが、植物分類学上の事実は全く異なります。この花はトルコ原産でもなく、キキョウの仲間でもありません。

トルコキキョウの真の姿は、北米(アメリカ南部テキサス州周辺からメキシコ北部)原産のリンドウ科ユーストマ属(学名:Eustoma)の一年草または多年草です。

花屋のプライスカードや市場流通において「ユーストマ」あるいは「リシアンサス(Lisianthus)」という別名で表記されることが増えている背景には、この植物分類学上のルーツが関係しています。「ユーストマ」はギリシャ語の「eu(良い)」と「stoma(口)」に由来し、開いた花弁が心地よい口元のように美しいことにちなんでいます。また、旧属名である「リシアンサス」は「解き放たれた花」「苦味のある花(薬用効果)」といった語源を持ちます。

では、なぜ「トルコキキョウ」と命名されたのでしょうか。命名の経緯には諸説ありますが、農林水産省の資料や園芸史の記録において有力視されているのは以下の2説です。

  1. 花の形状説:つぼみの巻き姿や、開きかけた紫色の花が、トルコ人の被る民族衣装の帽子(ターバン)に酷似していたため。
  2. 色彩と海の連想説:原種の深みのある青紫色が、地中海の「トルコブルー」を想起させたため。

大正時代初期に日本へ導入された当時、紫色の花びらがリンドウよりもキキョウに似て見えたことから、「トルコから来たキキョウのような花」として流通名が定着しました。皮肉にも、北米の原野に咲いていた素朴な紫の野生種を、世界最高峰の華麗な園芸品種へと育て上げたのは他ならぬ日本の育種家たちです。昭和から平成、令和に至る品種改良の情熱が、現在のフリル咲きや複色グラデーションを生み出しました。

田中 結衣

田中 結衣

デジタルマーケティングコンサルタント

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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