東尋坊とは?世界三大奇勝の絶景と僧侶伝説の真相【徹底ガイド】
東尋坊とは?世界三大奇勝の絶景と僧侶伝説の真相【徹底ガイド】の基礎知識と応用に迫る! わかりやすい言葉でまとめました。
絶景の地名としては異色の響きを持つ「東尋坊」という名称は、平安時代末期に実在したとされる一人の僧侶の名前に由来します。勝山(福井県勝山市)の平泉寺にいた怪力無双の乱暴者、悪僧・東尋坊を巡る伝説です。
伝承によると、東尋坊はその怪力に物を言わせて近隣住民や他の僧侶たちを苦しめていました。同時に彼は、三国湊の美しい姫(あやめ姫)に恋心を抱いていました。しかし、同じ寺の僧侶であった真柄覚念(まがら かくねん)も同じ姫に想いを寄せており、激しい恋敵関係にあったと伝えられています。
1182年4月5日、覚念らは東尋坊を海岸での酒宴に誘い出し、泥酔させた隙を見計らって断崖絶壁から海へと突き落としました。突き落とされた東尋坊の激しい怒りと怨嗟により、それまで晴れ渡っていた空はにわかにかき曇り、雷鳴とともに海は大荒れとなり、覚念をも波底深くへと引きずり込んだといいます。その後、毎年4月になると海が激しく荒れ狂ったことから、里人たちはこの断崖を「東尋坊」と呼び、霊を慰めるようになったと記録されています。