創業百年の黄金比!志乃多寿司の極上いなりが手土産で愛される理由
創業百年の黄金比!志乃多寿司の極上いなりが手土産で愛される理由にまつわる役立つ知識を詳しく紐解きます。
歴史を語る上で外せないのが、発祥と枝分かれの物語だ。そのルーツは明治10年(1877年)創業の人形町志乃多寿司に遡る。初代の手によって生み出された味わいは瞬く間に東京中の評判を呼び、そこからのれん分けの形で明治35年(1902年)、東京都千代田区神田淡路町に神田志乃多寿司が誕生した。
兄弟関係にあるこの二店だが、それぞれが独自の美学を追求し、異なる個性を磨き上げてきた点に深みがある。人形町のものは、レンコンの酢漬けを酢飯に混ぜ込むことで、シャキシャキとした軽快な歯ごたえと爽やかな後味を演出する。対して神田のものは、やや甘みを際立たせ、コク深い煮汁をしっかりと含ませたジューシーな仕上がり。どちらが優れているかではなく、どちらの個性を愛するか。食べ比べを通じてその微妙な哲学の違いを味わうことこそ、東京の食通に許された贅沢な娯楽だ。