ハードル走のコツは「跳ぶ」ではない!加速を生むまたぎ越しと歩数配分

ハードル走のコツは「跳ぶ」ではない!加速を生むまたぎ越しと歩数配分に関する最新の話題を分かりやすく解説いたします。

学校現場の体育や部活動の初期指導において、「ハードルを高く飛び越えろ」と指示されるケースが散見されます。しかし、この言葉遣いこそがタイムの停滞を招く最大の元凶です。運動力学的な測定データによれば、バーに向かって上方向に跳躍した場合、進行方向への水平加速度はおよそ30〜40%も損失します。空中に滞空している時間は地面に力を加えられない「無力な時間」であり、放物線の頂点が高くなればなるほど、着地時に体重の約4〜5倍もの垂直反衝撃が加わって急ブレーキがかかります。

速いスプリンターにとって、ハードル走またぎ越しの真相と技術とは、平地を全速力で走っている際のストライド(歩幅)の延長線上にバーを通過させる運動にほかなりません。重心の上下動を最小限に抑え、腰の高さを一定に保ったまま「バーの隙間に身体を鋭く滑り込ませる」感覚を掴むことがブレイクスルーの第一歩となります。ハードル走でタイムが伸びない決定的な理由は、脚力不足ではなく「跳ぶ」という動作によって自ら足を止めている点に集約されます。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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