配管タップ加工でなぜ水漏れする?規格の見極めと下穴サイズの極意
配管タップ加工でなぜ水漏れする?規格の見極めと下穴サイズの極意の詳細について、専門知識を取りまとめてご紹介します。
Q1:旧JISの「PTネジ」と現行JISの「Rcネジ」に寸法の違いはありますか?
A1:ネジの基本寸法、山角度(55°)、テーパ比(1/16)、ピッチ等は全く同一です。1968年のJIS改訂時にISO規格へ整合させるため呼称がPTからRc(おねじはR)に変更されたものであり、互換性があります。ただし、米国のNPT規格(山角度60°)とは互換性がありません。
Q2:配管タップの下穴は、なぜストレートドリルだけでは失敗しやすいのですか?
A2:テーパネジは奥に行くほど径が細くなるため、ストレート下穴にそのままタップを立てると、タップの奥側の刃に急激な切削負荷が集中します。これにより、必要以上のタッピングトルクが発生してタップの折損やネジ山のむしれが起きやすくなります。1/16テーパリーマで下穴をテーパ形状に整えることで切削抵抗を大幅に分散できます。
Q3:シールテープと液体シール剤はどのように使い分けるべきですか?
A3:水や一般的な圧縮空気配管にはシールテープが適していますが、高圧油圧ラインや気密性が厳格に求められるガス配管、または熱サイクルによる膨張収縮が大きい箇所には、嫌気性配管用液体シール剤の併用・単独使用が推奨されます。液体シール剤は配管内部への異物混入リスクを低減できます。