黄斑変性症の見え方とは?歪みや中心暗点の初期症状と最新治療法

黄斑変性症の見え方とは?歪みや中心暗点の初期症状と最新治療法の疑問点について、最新情報を取りまとめてご紹介します。

カメラに例えると、目の中でフィルムの役割を果たすのが「網膜」であり、その網膜のど真ん中に位置するわずか直径約1.5ミリから2ミリメートルの領域を黄斑(おうはん)と呼びます。黄斑には、視界の鮮明さや色彩を識別するための高密度な視細胞が集中しており、私たちが「ものを見る」ときの中心視力のほぼすべてを担っています。

黄斑変性症を発症すると、この極めて精密な組織に異変が生じ、特有の見え方が現れます。代表的な見え方の異常は以下の4つに集約されます。

第1に変形視(歪んで見える現象)です。障子の桟(さん)、タイルの目地、横断歩道の白線、スマートフォンの画面に並ぶテキストなど、本来まっすぐであるはずの直線が波打ったり、部分的にねじれて見えたりします。これは、黄斑部の網膜の下に異常な水分や血液が溜まることで網膜が物理的に押し上げられ、凸凹に隆起してしまうために生じる現象です。

第2に中心暗点(視界の中央が暗くぼやける・欠ける現象)です。見つめている対象のまさに中心部分に、黒いスミを落としたような影や、すりガラスを通したような霞みがかかります。視界の周辺部(端の方)は見えているのに、相手の顔の表情や読んでいる文字の中心だけが抜け落ちて判別できなくなります。

第3にコントラスト感度の低下と色覚の異常です。全体的に視界の鮮やかさが失われ、白と薄いグレーの区別がつきにくくなったり、色が薄く色褪せて感じられたりします。薄暗い場所に入ると極端に見えづらくなる症状も頻発します。

第4に急速な視力低下です。メガネやコンタクトレンズの度数をどれだけ調整してもピントが合わず、遠くも近くも視力表の指標が判別できなくなります。特に後述する「滲出型」の場合、わずか数週間から数カ月のうちに急激に視力が0.1未満へと落ち込むケースも珍しくありません。

山本 拓海

山本 拓海

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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