追い越しと追い抜きの違いとは?知らぬ間の違反を防ぐ境界線を徹底解説

追い越しと追い抜きの違いとは?知らぬ間の違反を防ぐ境界線を徹底解説について専門的な視点から解説いたします。最新の情報をご覧ください。

日常のドライブで最も違反を誘発しやすいのが、左側の車線を利用した追い越しです。道路交通法第28条第1項は、「車両は、他の車両を追い越そうとするときは、その右側を通行しなければならない」と定めています。日本は左側通行を採用しているため、追い越しは前車の視覚的死角が少なく、かつミラーで捉えやすい「右側」から行うことが鉄則とされているためです。

右折待ちのために道路中央に寄っている車両を抜く場合(第28条第3項)など極めて限定的な例外を除き、前車の左側へ車線変更して前方を抜き去り、再び元の車線へ戻る行為は左側追い越し違反(追越方法違反)に問われます。知らず知らずのうちに急ぐあまり、前走車の左側に潜り込んで前に出た瞬間、背後の覆面パトカーに検挙される典型例がこれに当たります。

警察庁が公表している交通反則通告制度の基準に基づくと、追越方法違反に科される違反点数と反則金は以下の通りです。

項目詳細・数値データ一般的な基準・相場編集部の見解・評価行政処分(違反点数)基礎点数 2点(酒気帯び時は大幅加重)軽微違反(1点)より一段重い設定累積点数があるドライバーは一発で免停リーチとなり得る水準。反則金(普通車)9,000円(青切符交付)速度超過15km/h未満(9,000円)と同格納付期限(告知後8日以内)を逃すと刑事手続きに移行するリスク。反則金(大型車・二輪車)大型 12,000円 / 二輪 7,000円 / 原付 6,000円車両区分に応じた定額制二輪車のすり抜けが追越方法違反と判断された場合も容赦なく適用。追越禁止場所違反の場合基礎点数 2点 / 普通車反則金 9,000円追越方法違反と同等の厳罰度トンネル内や交差点手前など、重大事故直結ゾーンでの取締りが急増中。

取材に応じた元高速道路交通警察隊関係者は、「左側から追い越す車両は、前走車から死角に入りやすく、追突や側突事故を誘発する最大の要因の一つ。特にサンデードライバーが多発させる『左から抜いてすぐ前に戻る』行為は、現認されれば言い逃れのできない明らかな違反行為です」と警鐘を鳴らしています。

田中 結衣

田中 結衣

デジタルマーケティングコンサルタント

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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