合皮と本革の見分け方完全解説!プロ直伝の失敗しない判別ポイント

合皮と本革の見分け方完全解説!プロ直伝の失敗しない判別ポイントにまつわる最新トピックを分かりやすく発信ます。

日常の買い物やフリマアプリでの商品確認において、素材タグの表記がない場合でも以下の5つの観察ポイントを抑えることで、高い精度で真贋を見抜くことができます。

1. 断面(コバ・裏面)の繊維構造を確認する

最も確実性の高い基準が、本革と合皮の断面の違いです。天然本革の断面(コバ)をルーペや至近距離で観察すると、皮膚組織である緻密なコラーゲン繊維が複雑に絡み合っています。一方、合成皮革の断面は、ポリエステルやナイロンなどの織り布(基布)の上にポリウレタン樹脂などを積層させた多層構造になっており、基布の織り目やスポンジ状の気泡層が露出します。裏面が見える製品であれば、起毛した天然のスエード状になっているか、均一な布地が貼られているかを確認してください。

2. 独特の匂い(鞣し香 vs ケミカル臭)を嗅ぐ

嗅覚による判定も現場では極めて有効です。本革と合皮の見分け方において匂いは決定的な差を生みます。本革製品は、動物皮を製品化する工程(タンニン鞣しやクロム鞣し)によって、特有の深みのある革の香りやオイルの芳香を放ちます。これに対して合皮は、製造工程で使われる石油系樹脂、接着剤、可塑剤に由来するビニール臭やプラスチック特有の揮発性ケミカル臭が漂います。

3. 指で押したときの触感とシワの寄り方

合皮と本革の触感の見分け方には、物理的な弾性と温度伝導が関わります。本革に指を押し当てると、動物の表皮組織が連動して周囲に細かく自然な放射状の小ジワが入ります。また、触れた瞬間に体温がじんわりと馴染む独特の温かみがあります。対照的に合皮は表面に樹脂フィルムがコーティングされているため、指で押しても均一に凹むだけで自然な小ジワは発生せず、表面はやや冷たく硬質なプラスチックの感触を残します。

4. シボ(凹凸)と毛穴の規則性を観察する

本革の特徴であるシボ(表面の凹凸模様)は、動物が生きていた証拠である毛穴、トラ(首回りのシワ)、血筋などが混ざり合うため、位置によって不規則でランダムです。一方、フェイクレザーは金属ロールで人工的にシボを型押し(エンボス加工)しているため、模様のピッチや深さが機械的に整然と並んでいます。拡大して見て模様に一定の繰り返しパターンがある場合は、フェイクレザーの可能性が極めて濃厚です。

5. 水滴テストによる吸水性の違い

水滴を表面に極微量垂らした際、表面が無加工のアニリン仕上げ等の本革であれば、微小な毛穴からゆっくりと水分が浸透していきます。一方、表面を完全に樹脂膜で覆った合皮やPVCレザーは、水分を一切弾き、表面張力で丸い水滴のまま留まります(※撥水加工済みの本革もあるため、他の要素と併せて総合判定してください)。

橋本 菜々子

橋本 菜々子

トレンドリサーチャー

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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