台湾の父・八田與一とは何者か?烏山頭ダムに捧げた生涯と愛の真実
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1910年代後半、台湾南部の嘉南平原は、雨が降れば洪水となり、日照りが続けば干上がるという極めて不安定な不毛の地であった。この広大な台地に水を行き渡らせるため、当時台湾総督府の内務局土木課に勤務していた青年技師が立ち上がる。
彼が主導した「烏山頭ダム建設プロジェクト」は、当時の世界屈指のスケールを誇る一大事業だった。最先端のセミ・ハイドロリック・フィル工法を採用し、巨大な堰堤を築く設計は、国内外の学界から無謀と危ぶまれたほどだ。しかし彼は自らアメリカへ渡り、最新の大型土木機械を導入。世界の土木工学・水利事業産業に強い衝撃を与える技術的イノベーションを次々と成功させていった。