モルタルとコンクリートの違いは?強度・費用・外構の使い分けを徹底解説
モルタルとコンクリートの違いは?強度・費用・外構の使い分けを徹底解説についての疑問解決ガイドを徹底解説します。
素材の混同を防ぐためには、まず「セメント」「セメントペースト」「モルタル」「コンクリート」の包含関係をピラミッド構造として把握するのがもっとも確実です。すべてのベースとなるのは、石灰石や粘土を主原料として高温焼成した灰色の粉末であるセメントです。
セメント単体はあくまで「接着剤(結合材)」の役割を果たす粉末に過ぎません。これに水を加えると化学反応(水和反応)が始まり、ドロドロとした液状のセメントペーストになります。そして、このペーストに混ぜる骨材(こくざい)のサイズによって、モルタルになるかコンクリートになるかが完全に分かれます。
骨材の分類と各素材の定義は以下の通りです。
- セメントペースト:セメント + 水(ひび割れ注入や極小の隙間埋めに使用)
- モルタル:セメント + 水 + 砂(細骨材:粒径5mm未満)
- コンクリート:セメント + 水 + 砂(細骨材) + 砂利・砕石(粗骨材:粒径5mm以上)
また、ホームセンターで購入できる粉末製品にも呼び名に違いがあります。あらかじめセメントと砂が乾燥状態で黄金比ブレンドされている製品はドライモルタル(またはインスタントモルタル)と呼ばれ、水を加えて練るだけで使用可能です。一方で「インスタントセメント」と表記された製品も、実態はドライモルタルと同じく砂が混入されているものが大半ですが、骨材の種類や配合比率がメーカーによって微細に調整されています。