廃炉作業の「現在地」と次世代炉への執念:夢の原子炉が残した1兆円の教訓と2026年の現実
廃炉作業の「現在地」と次世代炉への執念:夢の原子炉が残した1兆円の教訓と2026年の現実の全貌を丁寧に掘り下げてご紹介します。
しかし、政府は高速炉開発の看板を完全に下ろしたわけではない。むしろ、脱炭素社会の実現とエネルギー自給率の向上を大義名分に、新たな高速炉の開発計画を推進している。三菱重工業などを中心に、より安全性を高めた「次世代ナトリウム冷却高速炉」の設計が進められているのだ。
フランスとの共同研究や、米国のスタートアップとの連携など、国際協力を軸にしたアプローチも目立つ。もんじゅの失敗を「無駄」にしないためという名目のもと、新たな予算が投じられる現状に対し、世論の風当たりは冷ややかだ。同じ過ちを繰り返すのではないかという懸念は根強い。