八咫烏とは何者か?3本足の謎と日本代表の理由・都市伝説を解剖
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八咫烏のルーツを辿ると、日本の国家統一神話である『古事記』および『日本書紀』の「神武東征(じんむとうせい)」へと行き着きます。日向(現在の宮崎県周辺)を発ち、大和(現在の奈良県)を目指して東へ進軍していた初代・神武天皇の軍勢は、険しい熊野の山中で深い霧と険阻な地形に阻まれ、完全に進路を失って立ち往生しました。
絶体絶命の危機に瀕した一行を救うべく、高皇産霊尊(タカミムスビノミコト)あるいは天照大御神(アマテラスオオミカミ)の命を受けて天から遣わされた案内役こそが八咫烏でした。八咫烏は上空から正確な進路を示し、熊野の山中から大和橿原の地まで軍勢を無事に誘導して、建国の大業を成し遂げる決定的な契機を作ったと伝えられています。
「八咫(やた)」という名称は、古代の長さの単位である「咫(あた=親指と中指を広げた長さ、約18cm)」に由来します。「八」は単なる数字の8ではなく「非常に大きい、幾重にも重なる」という意味を持ち、八咫烏とは「大空を覆うほど巨大な神鳥」を指す尊称です。