犬のパテラとは?初期症状からグレード・手術費用の真実を徹底解説
犬のパテラとは?初期症状からグレード・手術費用の真実を徹底解説の基礎知識と応用に迫る! わかりやすい言葉で紐解きます。
ネット上の掲示板やSNSでは「パテラは成長とともに自然治癒する」「足を振ったら治った」という書き込みを目にすることがあります。しかし、獣医学的な見地から断言すれば、一度変形・脱臼を起こしたパテラが自然治癒することは絶対にありません。
「治った」ように見える現象は、外れていたお皿がたまたま一時的に元の位置へ滑り込んだだけであり、関節を支える靭帯の緩みや骨の溝の浅さそのものが修復されたわけではないのです。
パテラを放置すると以下のような二次的リスクが加速度的に進行します。
- 関節軟骨の摩耗と変形性関節症:骨同士が直接擦れ合い、慢性的な激痛と炎症を引き起こす。
- 前十字靭帯断裂の併発:膝関節が不安定になることで前十字靭帯に過剰な負荷がかかり、断裂して完全に足が着けなくなる。
- 骨格の深刻な変形と筋肉の退縮:足をかばって歩くため、大腿四頭筋などの筋力が著しく低下し、骨自体が曲がってしまう。
「痛がっていないから様子見」を続けることこそが、将来的に大きな手術を余儀なくされる最大の要因となります。