指の第二関節が痛い原因は?リウマチとブシャール結節の違いと受診目安
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指の第二関節(専門用語で「近位指節間関節=PIP関節」)に痛みや腫れを引き起こす代表的な疾患は、主に4つに分類されます。それぞれの発症機序と痛みの現れ方には明確な差異が存在します。
疾患名好発部位・特徴的な自覚症状主な発症年齢・性別鑑別の決め手・検査所見ブシャール結節
(変形性指関節症)第二関節の軟骨摩耗による骨棘形成。押すと痛い、骨がゴツゴツと硬く腫れる。40代以降の女性に多発(更年期以降)レントゲン検査で関節裂隙の狭小化や骨棘を確認。血液検査は陰性。関節リウマチ
(自己免疫疾患)滑膜の炎症。左右対称性の腫れ、熱感、30分以上続く朝の手のこわばり。30〜50代の女性(全年代で発症可)血液検査(抗CCP抗体、RF、CRP上昇)および関節エコー検査。腱鞘炎・ばね指
(狭窄性腱鞘炎)指の曲げ伸ばし時の引っかかり(弾発現象)。指の付け根を押すと強い痛み。手作業の多い人、産後・更年期の女性A1プーリー(靭帯性腱鞘)部の圧痛と肥厚。関節自体の破壊はない。更年期に伴う関節痛
(ホルモン減少)手指全体の腫れぼったさ、関節のきしみ、日によって痛む指が変わる。45〜55歳前後の女性明らかな関節破壊がなく、エストロゲン低下に伴う滑膜・腱の血流低下。
なかでも一般に混同されやすいのがヘバーデン結節との違いです。爪の直下にある第一関節(DIP関節)が変形する疾患をヘバーデン結節と呼ぶのに対し、第二関節(PIP関節)に生じる同様の変形性関節症をブシャール結節と呼びます。両者は併発することもありますが、第二関節はリウマチの標的になりやすい部位でもあるため、第一関節の異常以上に慎重な鑑別が求められます。