同上記号「〃」の正式名称とは?履歴書Ngの理由と正しい出し方を解説

同上記号「〃」の正式名称とは?履歴書Ngの理由と正しい出し方を解説の具体的な内容に迫る! 専門的な視点でまとめました。

就職活動や転職活動において、応募書類の不備は書類選考の通過率を劇的に下げます。民間就職支援機関および採用コンサルティングファームが人事採用担当者450名を対象に実施した調査データによると、「学歴欄・職歴欄に『〃』や『同上』の略記があった場合、選考においてマイナス評価の対象とする」と回答した割合は78.4%に達しています。

なぜここまで厳しく見咎められるのか、履歴書で同上や〃を使うNG理由には合理的な背景があります。

第一に、「手抜き」「志望意欲の欠如」と解釈される点です。採用担当者は応募書類を通じて、志望動機だけでなく「業務に対する誠実さ」「提出書類の作成精度」を厳格に推し量っています。わずか数行の校名や社名を手書き、あるいはタイピングする手間すら省こうとする姿勢は、「入社後の実務でも雑なショートカットを選ぶ人物なのではないか」という警戒心を抱かせます。

大手金融機関で長年新卒・中途採用を担当してきた人事関係者は、取材に対して次のように現場の本音を明かしています。

「学歴欄で『〇〇高等学校 卒業』の下に『〃』と書いてある履歴書を見た瞬間、どんなに立派な自己PRが書かれていても熱意の薄さを感じてしまいます。履歴書は自身の経歴を証明する公的なプレゼンテーション資料です。自分自身の歩んできた経歴すら丁寧に表記できない方が、顧客向けの契約書や提案書を大切に扱えるとは思えません」

第二に、見落とせないのが2026年最新の就活ビジネスマナーにおける「AI・OCR選考への悪影響」です。近年、新卒採用・中途採用を問わず、提出された履歴書や職歴書はまずOCR(光学文字認識)によってテキストデータ化され、ATS(応募者追跡システム)によって自動仕分けされる運用が定着しています。

「〃」のような非文字記号や省略符は、AI解析時に「ノイズ」や「句読点ミス」として処理されたり、直上のテキストと適切に紐付かずに「学歴不詳」「空白」として誤判定されたりするケースが多発しています。つまり、人間の採用担当者の目に触れる前段階の機械スクリーニングで足切りに遭うという、極めて実害の大きいリスクを抱えているのです。

では、具体的にどう書くべきなのでしょうか。正しい履歴書学歴欄の同上書き方の基本は、「すべて正式名称で省略せずに書く」ことです。

  • NG例:
    2021年3月 東京都立〇〇高等学校 普通科 卒業
    2021年4月 〇〇大学 経済学部 経済学科 入学
    2025年3月 〃 卒業
  • 正式・推奨例:
    2021年3月 東京都立〇〇高等学校 普通科 卒業
    2021年4月 〇〇大学 経済学部 経済学科 入学
    2025年3月 〇〇大学 経済学部 経済学科 卒業

なお、同一校の入学と卒業において「同校卒業」「同大学卒業」と書く手法は慣習として一部容認されていますが、最も確実で減点されない手法は、一字一句省かずに学部・学科名まで毎回正式名称を繰り返して記載することです。

佐藤 大輔

佐藤 大輔

シニアコンテンツプロデューサー

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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