タイの首都はバンコクじゃない?改名報道の真相と世界一長い正式名称

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タイの首都に関するニュースが一気に世界を駆け巡ったのは、タイ王立学会(ORST)が首都の公式英語表記の見直しを発表した際のことでした。大手通信社やSNS上で「タイの首都がバンコクから変更される」といったセンセーショナルな見出しが独り歩きし、日本でも旅行ファンや駐在員を中心に衝撃が走りました。

しかし、「バンコク改名」の実態は名称の変更ではなく、英語表記の整理です。タイ政府が定めた新しい公式表記は「Krung Thep Maha Nakhon (Bangkok)」であり、長年親しまれてきた「Bangkok」を完全に廃止したわけではありません。

タイ国内では建国以来、首都を一貫して「クルンテープ」と呼んできました。国際標準の公的文書において、タイ本来の呼び名である「クルンテープ・マハナコーン」を正式表記として掲げつつ、世界的に定着している「バンコク」を括弧書きで併記する形に落ち着いたのが事の真相です。パスポートの記載や航空券のコード(BKK)、日常の会話において「バンコク」が使えなくなる事態は起きていません。

中川 明日香

中川 明日香

ビジネス戦略アナリスト

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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