世界で一番大きい国はロシア!日本の45倍に及ぶ領土の真相と最新順位

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地理学的・地政学的分析を行う専門家の視点から導き出される重要な結論は、「国土の面積の広さ」と「国家の総合的国力」を短絡的に直結させてはならないという点です。

国家の持続可能性や経済活動において決定打となるのは、総面積ではなく「有効可住地面積(人間が安全に居住し、農耕や産業活動を行える土地の割合)」です。

ロシアの広大な国土の約6割から7割は、永久凍土が広がるタイガやツンドラ地帯であり、冬には氷点下40度以下まで冷え込む極寒の地です。道路や鉄道、送電網といったインフラを極寒の長距離にわたって整備・維持するための統治コストは天文学的な規模に達します。広大すぎる領土は、防衛すべき国境線が長大になることを意味し、常に多大な軍事的・防衛的負荷を強いるジレンマを孕んでいます。

対照的なのが、世界で一番人口が多い国インドです。インドの面積は約328万平方キロメートルとロシアの5分の1以下ですが、気候が温暖で平坦な農耕可能地が極めて多く、14億人を超える膨大な人口を支える生産基盤となっています。国土の広さという「量」の指標に惑わされず、気候、可住地率、インフラ維持コスト、地政学的リスクという「質」の多角的な指標を併せて観察することこそが、世界情勢を客観的に見極める本質的な視座といえます。

山田 真由

山田 真由

自動車・モビリティライター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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