フランス菓子16区のダックワーズが別格の理由とは?名匠三嶋隆夫の真髄
フランス菓子16区のダックワーズが別格の理由とは?名匠三嶋隆夫の真髄について見逃せない 事実を分かりやすく解説いたします。
フランス菓子16区の1年の中で最も熱気に包まれる季節が、毎年9月上旬から11月中旬頃にかけて展開される「マロンパイ」の販売期間です。店頭には早朝から長い列ができ、昼過ぎには当日の店頭販売分が売り切れることも日常茶飯事となっています。
このマロンパイには、三嶋シェフが長年築き上げてきた産地との信頼関係が凝縮されています。主に熊本県産の選りすぐりの大粒栗(利平栗など)を用い、渋皮煮の段階で栗本来の野趣あふれる風味を壊さないよう絶妙な糖度で炊き上げます。それを発酵バターの香る極薄のパイ生地と、極上のアーモンドクリームで包み込んで焼き上げます。一般的なマロンパイにありがちな「生地が湿気て重たくなる」「栗がパサつく」といった弱点が皆無で、外皮のハラハラと崩れる軽快な歯ざわりと、中心部のホクホクとした栗の食感が奇跡的なグラデーションを描きます。
マロンパイを確実に手に入れるための鉄則は、「事前予約」です。公式には販売開始の直前から店頭または電話での予約受付が開始されますが、土日祝日や秋の行楽シーズン、お彼岸の時期は数週間前でも予約枠が埋まるケースがあります。当日ふらりと訪れてショーケースに並んでいるのを期待するのは極めてリスクが高いため、訪問日が決まり次第、福岡の本店へ電話を入れて受取日時と個数を確保するのが賢明です。
また、マロンパイの熱気が落ち着きを見せる10月中旬からは、冬の主役である「アップルパイ」が登場します。使用するりんごは酸味と香りの強い「紅玉」に限定されており、市場の収穫状況と熟度を見極めながら製造されます。毎年1月中旬から2月上旬頃までの短期間しか並ばないため、パイ生地のバターの風味とりんごのキレのある酸味を堪能したいファンは、この初冬のタイミングも見逃せません。