命を脅かすケトアシドーシスとは?初期症状と原因・対処法を解説
命を脅かすケトアシドーシスとは?初期症状と原因・対処法を解説の詳細について、分かりやすい解説を基に徹底解説します。
ケトアシドーシスは急速に悪化するため、体調の急変にいち早く気づけるかどうかが救命の分かれ目となります。以下の兆候が複数該当する場合は、直ちに警戒態勢をとってください。
【ケトアシドーシスの初期症状チェックリスト】
・異常なほど喉が渇き、冷たい水分をいくら飲んでも満たされない
・尿の回数や量が極端に増え、夜間も何度もトイレに起きる
・しっかり食事を摂っているにもかかわらず、急激に体重が減少する
・全身に鉛が入ったような激しい倦怠感や脱力感がある
・吐き気や激しい嘔吐、盲腸(虫垂炎)と見紛うほどの強い腹痛がある
・呼吸が異常に深くなり、荒い息遣い(クスマウル呼吸)が続く
客観的な指標として際立つのが、ケトアシドーシス特有の呼気から香るアセトン臭です。血液中に溢れたケトン体の一部であるアセトンは揮発性が高く、肺のガス交換を通じて吐息へと漏れ出します。その匂いは「リンゴが腐ったような甘酸っぱい匂い」や「除光液(マニキュアうすめ液)」に例えられ、本人が気づかなくても周囲の家族や同僚が異変に気づく契機になります。この臭気と激しい息苦しさが重なったときは、一刻の猶予もありません。