「ヘヴン・イズ・ア・プレイス・オン・アース」名曲の光と影、歌姫の現在

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80年代初頭、女性だけで作詞作曲から演奏までを完結させた伝説的パンク・ポップバンド「ゴー・ゴーズ(The Go-Go's)」のリードシンガーとして全米1位を獲得したベリンダ・カーライル。しかし、急速な成功の代償としてバンド内には不協和音が生じ、1985年に解散へと追い込まれました。

ソロシンガーへと舵を切った彼女が1987年に放ったアルバム『ヘヴン・オン・アース(Heaven on Earth)』からの先行シングルこそが、歴史的名曲「ヘヴン・イズ・ア・プレイス・オン・アース」です。リック・ノウェルズとエレン・シプリーによって書かれたこの楽曲は、MTVの爆発的な普及も追い風となり、ビルボードHot 100および全英シングルチャートで同時に第1位を奪取しました。

しかし、当時の華麗なプロモーションビデオの裏側では、命を削るような葛藤が続いていました。のちに自叙伝『Lips Unsealed』で赤裸々に告白された通り、彼女は10代後半から30年にわたって重度のコカイン・アルコール依存症と闘っていました。カメラの前で見せる輝く笑顔とは裏腹に、心拍数が危険水域に達するほどの乱用を繰り返しながらステージに立ち続ける日々。「完璧なアメリカン・ポップスター」という虚像を演じるプレッシャーは、彼女の精神を限界まで追い詰めていたのです。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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