痴漢冤罪で「逃げる」は本当に正解?線路逃走の逮捕リスクと真相を徹底解説
痴漢冤罪で「逃げる」は本当に正解?線路逃走の逮捕リスクと真相を徹底解説とはどのようなものなのか? 詳しい意味を整理してお届けします。
かつてJR埼京線や総武線をはじめとする主要幹線で、痴漢を疑われた男性がホームから線路へ飛び降り、線路づたいに逃走する事件が立て続けに報じられました。命の危険を冒してまで人々が逃走を選択した背景には、日本の刑事司法に対する根深い絶望感とネット上で広まった極端な防衛論があります。
映画『それでもボクはやってない』が広く認知されて以降、一般市民の間には「日本の刑事裁判における有罪率は99.9%」「一度警察に拘束されれば自白を迫られ、最長23日間の勾留で職を失う」という現実が強く意識されるようになりました。一部の弁護士や法学関係者が「身に覚えがないなら、現行犯逮捕を避けるためにその場を離脱すべきだ」と解説した内容が、ネット上で「とにかく全力疾走して逃げ切れ」「線路を走れば追ってこない」という歪んだ形へ曲解され、拡散してしまった経緯があります。
しかし、感情的なパニックに任せた線路逃走は、痴漢の嫌疑とは別に極めて重い法的責任を招きます。線路への立ち入りは鉄道営業法第37条違反に該当し、電車の運行を停止させれば刑法第234条の威力業務妨害罪が成立します。数万人の乗客に影響を及ぼせば、逮捕のリスクを自ら作り出すだけでなく、莫大な代償を背負い込む結果にしかなりません。