アキレス腱断裂のつっぱり感、いつまで続く?医師が教える回復の真相
アキレス腱断裂のつっぱり感、いつまで続く?医師が教える回復の真相に関する疑問や疑問点を初心者にも親しみやすくまとめました。要点を確実におさえることができます。
Q1:装具を外して1ヶ月経ちますが、階段を降りるときにアキレス腱が突っ張って手すりなしでは降りられません。異常でしょうか?
A1:異常ではありません。階段を降りる動作は「足首を深く曲げながら全体重をかける」ため、アキレス腱にとって最も高い負荷と柔軟性を要求される難度の高い動作です。多くの場合、スムーズに降りられるようになるのは受傷・手術後4〜5ヶ月頃からです。焦らず平地歩行の安定を優先してください。
Q2:アキレス腱の断裂部がボコッと太くなっていて硬いのですが、この太さは一生そのままですか?
A2:一生そのままではありません。断裂を治すために形成された太い瘢痕組織は、術後半年から1〜2年をかけて「リモデリング(再構築)」され、日常の負荷に適応しながら徐々に引き締まっていきます。健側と全く同じ細さに戻らないこともありますが、硬さや出っ張りは時間の経過とともに大幅に目立たなくなります。
Q3:つっぱり感を早く解消するために、自分で強いアキレス腱伸ばしをしても良いですか?
A3:自己判断での強いストレッチは絶対に避けてください。治癒途中の腱線維が伸びきってしまう「伸張治癒」を起こすと、つま先で地面を蹴る力が永久に低下する恐れがあります。ストレッチではなく、ふくらはぎの筋肉を揉みほぐすことや、皮膚の癒着を取るマッサージを理学療法士の指導のもとで行ってください。