植物性生クリームは体に悪い?動物性との違いとトランス脂肪酸の真相
植物性生クリームは体に悪い?動物性との違いとトランス脂肪酸の真相の疑問点について、分かりやすい解説を詳しくお届けします。
パッケージを一目見ただけでは似たように思える両者ですが、日本の食品表示法および「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令(乳等省令)」において、明確な線引きがなされています。種類別「クリーム」と表記できるのは、生乳から乳脂肪分のみを取り出した「動物性生クリーム(純生クリーム)」に限られており、乳脂肪分は18.0%以上と厳格に定められています。
一方、いわゆる「植物性生クリーム」は、植物油脂を乳化させてクリーム状に仕立てたもので、法的には「乳等を主要原料とする食品」に分類されます。原料には主にパーム核油、ヤシ油、大豆油、なたね油などが用いられ、乳化剤や安定剤を加えることで安定した乳化状態を保っています。また、植物性脂肪に少量の乳脂肪をブレンドした「コンパウンドクリーム」も同カテゴリに属します。
栄養成分を細かく分析すると、生クリームのカロリーと脂質の比較において意外な事実が浮かび上がります。「植物性=ヘルシーで太りにくい」というイメージを抱く消費者が目立ちますが、油を主成分としている点では共通しており、100gあたりの熱量差はわずか20〜40kcal程度にすぎません。ダイエット目的で植物性を選ぶメリットは極めて限定的です。