植物性生クリームは体に悪い?動物性との違いとトランス脂肪酸の真相

植物性生クリームは体に悪い?動物性との違いとトランス脂肪酸の真相について押さえておきたい 理由を厳選して解説いたします。

パッケージを一目見ただけでは似たように思える両者ですが、日本の食品表示法および「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令(乳等省令)」において、明確な線引きがなされています。種類別「クリーム」と表記できるのは、生乳から乳脂肪分のみを取り出した「動物性生クリーム(純生クリーム)」に限られており、乳脂肪分は18.0%以上と厳格に定められています。

一方、いわゆる「植物性生クリーム」は、植物油脂を乳化させてクリーム状に仕立てたもので、法的には「乳等を主要原料とする食品」に分類されます。原料には主にパーム核油、ヤシ油、大豆油、なたね油などが用いられ、乳化剤や安定剤を加えることで安定した乳化状態を保っています。また、植物性脂肪に少量の乳脂肪をブレンドした「コンパウンドクリーム」も同カテゴリに属します。

比較項目植物性ホイップ(植物性脂肪)純生クリーム(動物性・乳脂肪)編集部の見解・実用基準法令上の種類別名称乳等を主要原料とする食品クリーム「純生」表記は動物性のみ許可される主原料植物油脂(パーム核油、なたね油等)、乳製品生乳(乳脂肪分35.0%〜47.0%程度)風味・融点に決定的な差異を生む要因平均価格帯(200ml)約150円〜220円約400円〜550円純生クリームとの価格差は2倍〜3倍前後100gあたりのカロリー / 脂質約380〜400 kcal / 40.0g前後約400〜430 kcal / 43.0〜47.0g前後植物性=大幅に低カロリーという認識は誤り味わい・口溶けあっさり・軽快、油脂感が舌に残りやすい濃厚なコク、体温ですっと溶けるショートケーキ等の味の高級感は動物性が優位作業性・保形性分離しにくく、絞り跡が綺麗に持続温度に敏感でボソつきやすく、ダレやすい初心者によるデコレーションは植物性が扱いやすい

栄養成分を細かく分析すると、生クリームのカロリーと脂質の比較において意外な事実が浮かび上がります。「植物性=ヘルシーで太りにくい」というイメージを抱く消費者が目立ちますが、油を主成分としている点では共通しており、100gあたりの熱量差はわずか20〜40kcal程度にすぎません。ダイエット目的で植物性を選ぶメリットは極めて限定的です。

山本 拓海

山本 拓海

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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