裏千家のお点前が覚えられない?初心者でもスラスラ身につく3つの覚え方
裏千家のお点前が覚えられない?初心者でもスラスラ身につく3つの覚え方の真相について、専門知識を詳しくお届けします。
薄茶平点前がスムーズに運ぶようになると、裏千家では「濃茶点前(こいちゃてまえ)」のお稽古へと進みます。両者には明確な作法と精神性の違いが存在します。
裏千家の濃茶点前との違いは、主に以下の点に集約されます。
・道具の格と扱い:濃茶では最高峰の扱いとなる「茶入(ちゃいれ)」を用い、仕覆(しふく)と呼ばれる絹の袋から脱がせる繊細な所作が加わる。
・茶の点て方:薄茶のように泡立てるのではなく、少量の湯で茶筅を静かに練り上げ、深いコクととろみを引き出す。
・清めの重厚さ:茶碗を清める際に「茶巾」の拭き方がより丁寧になり、道具への敬意が一段と強調される。
・客との一体感:1碗の濃茶を複数の客で回し飲む「吸い茶」の形式を取るため、一座の連帯感がより濃密になる。
濃茶点前は一見すると難度が高く見えますが、その根底にある身体の動かし方は薄茶平点前と完全に地続きです。薄茶の段階で道具の清め方や柄杓の扱いを正確に身につけておくことこそが、濃茶へ進んだ際の確固たる自信へとつながります。