コウノトリの巣が巨大な理由とは?観察スポットや生態の全貌

コウノトリの巣が巨大な理由とは?観察スポットや生態の全貌について見逃せない 理由を分かりやすい構成で解説いたします。

コウノトリの繁殖カレンダーは、冬の終わりから初夏にかけて展開します。寒さが残る1月下旬から2月頃になると、つがい関係を形成したペアが巣材を運び始め、激しいクラッタリング(クチバシをカタカタと打ち鳴らす求愛・挨拶行動)を交わしながら営巣時期を迎えます。

産卵は主に2月下旬から4月にかけて行われ、1回の繁殖期に2〜5個の卵を隔日で産み落とします。産卵後はオスとメスが交代で約30日間にわたり抱卵。卵を温める親鳥は、転卵(卵の位置をこまめに変えて均等に温度を保つ作業)を丹念に行いながら、風雨や寒暖差から卵を守り抜きます。

孵化したヒナは当初、真っ白な産毛に包まれており体重はわずか数十グラムしかありません。しかし親鳥が水田や湿地で捕獲してきたドジョウ、フナ、カエル、バッタなどを吐き戻して与えることで、驚異的なペースで成長します。

生後1カ月を過ぎる頃には体重が3キロを超え、成鳥と変わらない灰褐色の羽毛へと生え変わります。ヒナたちは狭い巣の上で羽ばたきの訓練(ホバリング運動)を繰り返し、孵化から約60〜70日(生後2カ月強)を迎える初夏(5月下旬〜7月頃)、記念すべき初飛行・巣立ちの瞬間を迎えます。巣立ち後もしばらくは巣をねぐらとして使い、親鳥から給餌を受けながら自立した採餌スキルを学んでいきます。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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