心筋梗塞で右肩が痛む理由とは?左肩との違いや危険な病気を見抜く
心筋梗塞で右肩が痛む理由とは?左肩との違いや危険な病気を見抜くに関する疑問や疑問点をわかりやすくまとめました。今すぐチェックことができます。
Q1:胸の痛みは全くなく、右肩の痛みと首のコリだけを感じる心筋梗塞はありますか?
A1:はい、実在します。医学的に「無痛性心筋梗塞」や「非典型的な放散痛」と呼ばれる病態です。特に痛覚が鈍麻しやすい糖尿病患者や高齢者、女性において、胸痛を伴わずに右肩や顎、首の締め付け感、あるいは強烈な倦怠感と冷や汗だけで心筋梗塞が進行しているケースが臨床上報告されています。胸が痛くないからといって心血管疾患を除外することはできません。
Q2:湿布を貼ってマッサージをしても右肩の痛みが取れません。何科を受診すべきですか?
A2:冷や汗や息切れ、みぞおちの苦しさを伴う場合は直ちに救急外来や循環器内科を受診してください。突然の強い痛みでなければ、まずは循環器内科で心電図や心エコー検査を受け、心臓の虚血性変化を除外することが最優先です。そこで心臓に異常がなければ、腹部超音波検査で胆石や胆嚢炎の有無を調べるために消化器内科へ、さらに頸椎や関節の異常を精査するために整形外科へとステップを進めるのが最も安全な受診手順です。
Q3:右肩の重苦しい痛みが5分ほどで消えました。放置しても大丈夫でしょうか?
A3:決して放置してはなりません。数分から15分程度で消失する痛みは、心筋梗塞の一歩手前である「不安定狭心症」の典型的な兆候です。一時的に血流が再開しただけであり、冠動脈内のプラークがいつ破裂して完全閉塞(心筋梗塞)に移行してもおかしくない極めて危険な状態を意味します。症状が治まっているうちに、当日または翌朝一番で循環器内科を受診し、詳細な冠動脈精査を受けてください。