油女トルネはなぜシノの身代わりに?燐壊虫の恐るべき強さと最期の真相
油女トルネはなぜシノの身代わりに?燐壊虫の恐るべき強さと最期の真相の具体的な内容に迫る! わかりやすい言葉でご紹介しています。
油女一族といえば、体内に「寄壊虫(きかいちゅう)」を宿し、チャクラを餌として与える代わりに戦闘で操る術が一般的です。しかし、油女トルネが体内に宿しているのは、一族内でもごく一部の血統のみに現れる希少種「燐壊虫(りんかいちゅう)」でした。
燐壊虫は、肉眼では視認不可能なほど微小なナノサイズの毒虫です。トルネの皮膚表面を覆っており、対象に直接触れるだけで瞬時に相手の体内へ侵入します。感染した細胞は爆発的な速度で破壊・壊疽(えそ)を起こし、黒変しながら全身へと毒が回ります。公式キャラクターブック『陣の書』の記録でも、適切な処置や抗体を持たない者であれば、わずか数秒で死に至る致死性を持つと記されています。
この能力の真に恐ろしい点は、トルネ自身の手技ひとつで感染を広げられる近接戦闘の危険度にあります。通常、油女一族は中・遠距離からの虫操作を得意としますが、トルネは素手での格闘術「拳頭」を主体とし、かすり傷一つ負わせるだけで相手を死に追いやることが可能です。普段から全身を隙間なく覆う特注の防護装束と手袋を着用しているのは、味方や無関係な人間にうっかり触れて命を奪ってしまう事故を防ぐためという、極めて孤独な制約でもありました。
体内にはトルネ自身の抗体が存在するため術者本人は無事ですが、他者にとってはまさに「歩く生体兵器」です。父である油女シコクから受け継いだこの特異体質は、一族の歴史のなかでも突出して危険な異能として恐れられていました。