揺れが小さくても巨大津波?アウターライズ地震の脅威と最新対策
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アウターライズ地震が歴史上もっとも恐れられてきた理由は、陸地で観測されるアウターライズ地震の揺れが小さい理由と、発生する津波規模のアンバランスさにあります。
震源が陸地から100km〜200km以上も離れた大水深の沖合に位置するため、地震波(P波・S波)は陸地に到達するまでに減衰します。沿岸部での体感震度はせいぜい「震度2〜4」程度の微弱な横揺れ、あるいはゆっくりとした長周期の揺れにとどまるケースが少なくありません。深夜や早朝であれば「大した揺れではない」「いつもの遠地地震だろう」と眠り直してしまうレベルの体感です。
しかし海中ではまったく別の事象が起きています。水深6,000メートルを超える深海で正断層が数十メートル単位で上下に変位すると、押し引きされる海水量は浅い沿岸震源の比ではありません。アウターライズ地震の津波の特徴は、初期微動の体感と実際の津波エネルギーが完全に乖離している点にあります。津波警報のサイレンが鳴り響く頃には、目視不可能な漆黒の海から圧倒的な水塊が沿岸集落を一気に押し流す構造的危険性を孕んでいます。